20201220かしいかえんゼットエースショー

2020/12/26

ウルトラマン ヒーローショー

t f B! P L

開催日:2020年12月20日
出演ヒーロー:ゼット、エース
かしいかえんでは2020年最後のウルトラマンショーでした。
リンク:ツイッターの感想まとめ

ゼットと名付け親エースの共闘がショーで見られて嬉しかった。
ゼロとの師弟関係とは少し違って、ゼットを信頼して背中を預けるエースの姿が印象的だった。
冒頭、エースに稽古をつけてもらうゼット。
ゼットの鋭い蹴りを受け流し、パンチを軽々と受け止めるエースの強さに、ふたりの力量の差が伝わってくる。
エースから、がむしゃらに戦うのではなくしっかりと相手の隙を伺うように諭されるゼット。
このやりとりが伏線になるとは思わなかった。
特訓しながらはけていく二人。
お姉さんのご挨拶を挟み、一人怪獣を追って登場するゼット。
ゼットとエースは敵宇宙人の策略で、分断されて別々の場所で戦っていた。
宇宙人の目的は、人間の恐怖や不安、負の感情をダークチェインに集めることだった。
闇の力を蓄えたダークチェインでウルトラ戦士を操り、同士討ちさせようと目論む宇宙人。
ステージから飛び降りて客席に侵入して地球人を襲う宇宙人。バシバシ音を立てて、地面で鞭を打ち鳴らすグドン。ド迫力の客席襲いに怖気だった。
お姉さんを人質にとられ、宇宙人の命令を聞くしかないエース。
ダークチェインに操られ、ついに闇に飲まれてしまう。
エースが敵宇宙人に従う姿を見て、ゼットは「エース兄さんが闇に負けるはずがない」と声を震わせる。

闇に呑まれたエースに襲いかかられ、防戦一方になるしかないゼット。
ついエースに拳を向けてしまい、自分の拳を見つめてためらうゼット。そのゼットに間髪入れず膝蹴りを叩き込むエース。
見ててつらかった。
「闇になんて負けないでください」とエースを見上げて訴えるゼットの背中に胸が締め付けられた。
エースに圧されながらも必死で語りかけるゼット。
「俺はこんなに素敵な名前をもらって、本当に誇りに思っています」
切々とした響きに胸が苦しくなる。
ついに倒されてしまうゼット。
それを見て、ステージに躍り出て高笑いする宇宙人。
その背後をとったのは、密かに油断する隙を狙っていたエースだった。
冒頭の特訓での、「勝利を確信したものには必ず隙が生まれる。その隙を伺え」の言葉がここに繋がってくるとは。
「ゼット!」と呼ばれ、ゼットは即座に立ち上がって、ふらつきながらも宇宙人にパンチをお見舞いする。
ゼットなら必ず自分の意を汲んでくれると信じていたエースと、エースをずっと信じていたからこそ、土壇場で真意に気付けたゼットの信頼関係が熱い。
なぜエースが闇に飲まれなかったのかと取り乱す宇宙人。
「長く戦っていれば負の感情を向けられることは多々あるが、私達にはすべてを背負って戦う覚悟がある」
エースの重みがある台詞に痺れた。
そして、エースに呼びかけられたお友達の拍手の力で、光を取り戻すゼット。
自身を闇に染め、正気を失い、怪獣たちを復活させた宇宙人。
「ゼット。お前が戦いを終わらせる最後の勇者になるんだ」
最終決戦に向かう二人。
エースとゼットのダブルキックがかっこよすぎた。
怪獣とエースのパワフルな戦い圧倒された。
ゼットと宇宙人の最終決戦。
目で追えないくらいの足技の応酬に見入った。宇宙人の頭を掴んで押さえてブチ込む鋭い膝蹴りに痺れた。
ゼットが宇宙人の膝を土台にして踵落とし食らわせる大技、思わず声が出そうになった。
地元オリジナルのお話が久々に見られてとても嬉しかった。
ゼット本放送が始まってからずっと公式パケのショーだったから、本当に久しぶり。
師匠としてゼットを導こうとするゼロとすこし違って、エースはゼットを信頼して全肯定しているような印象があった。
名付け親の役割だけじゃなくて、父親のような、ゼットの心の養い親のような。
ゼロとはまた違った愛情の注ぎ方に胸が温かくなった。

QooQ